「また肩が重くて…」
「最近、眠れなくて…」
お客様のそんな声を、これまで何度も耳にしてきました。
かつて私も、現場で手を動かしながら
「少しでも軽くなってくれたら」と願いながら施術をしていました。
そして実際に、
「だいぶ前より楽になりました」
そう言ってもらえると、嬉しくて🍀
どこかで、ほっとしている自分もいました。
でも…
あるときから、“だいぶ”という言葉に、引っかかりを感じるようになったのです。
「少しで十分」って、本当ですか？
お客様は、限られた時間とお金をかけて、私たちのもとに来てくださっています。
それなのに──
「だいぶ楽になった」」という言葉に、私たちが安心してしまっていていいのでしょうか？
本当は、
「だいぶ」じゃなく、「ちゃんと整えたい」と思っているはず。
「これ以上は望めないかもしれない」という遠慮やあきらめが、心の奥にあるのではないでしょうか？
その気持ちを、
私たち自身が「少しでも」「だいぶ楽になったからよかった」と
受け止めてしまっていたとしたら
──それは、『無意識のうちにあきらめさせている』ことになるのではないか。
そう感じた瞬間が、私にはありました。
もちろん、技術は大切です。
「少しでも楽になってほしい」と願って、精一杯手を動かすその気持ちも、本物です。
でも、私はあるとき思ったのです。
「“少しでも”という言葉に、どこか“ケアする側の甘え”があるのではないか。」
寄り添いに見えて、もしかしたら“これ以上を求めないための言い訳”になっていたのかもしれない。
かといって──
「このケアで完全に整います」と言い切ることにも、正直、抵抗があります。
私たちは医師ではないし、体のすべてを操作できるわけではない。
それを言い切ってしまうのは、もっとおこがましいとすら感じています。
では、どうすればいいの？
私はこう考えるようになりました。
- 「また辛くなったら来る」のではなく、
- 「辛くならない体を、一緒につくっていく」
そんなサロンの在り方が、これからは必要なのではないかと。
そのためには、“症状が出てから整える”のでは遅いのです。
不調が出る前に、体がゆらぎはじめる「サイン」や「タイミング」に気づくこと。
それに合わせてケアを届けること。
それが本当の意味での「体の土台を整えるケア」だと、私は思っています。
整うためには、“波”に気づく視点が必要です
女性の体には、さまざまな“波”があります。
ホルモンの波、感情の波、季節の波、生活の波…
そのどれもが、日々ゆらぎながら変化しています。
そしてその波は、「症状」として現れる前に、かならずサインを出しています。
大切なのは、症状が出てから焦って対処するのではなく、“整うタイミング”に寄り添うケアをすることです。
私がたどり着いたのが、「ホルモン周期ケア」でした
- 生理がある方には、ホルモンの周期に合わせて“整いやすいタイミング”を見極めるケアを。
- 閉経後の方には、副腎ホルモン（コルチゾールなど）の波に先回りする、ためない体づくりの提案を。
年齢や体質に関係なく、
「揺らがない体」「安定した体」をつくるには、ホルモン周期という視点が欠かせません。
これからのサロンは、もう“駆け込み寺”じゃない
つらくなってから来る。
痛みや不調が限界にきてから、ようやく足を運ぶ。
それでは、いつまでたっても「対処のくり返し」から抜け出せません。
たとえば──
歯医者さんも昔は「痛くなったら行く場所」でしたよね。
でも今は、“悪くならないように通う場所”になってきています。
定期的にメンテナンスをすることで、痛みも、不安も、そもそも起こりにくくなる。
サロンも、これからは同じだと思うのです。
一時的に「軽くなる」のではなく、不調が起きにくい体をつくっていく。
そのためには、体がゆらぐ“前”のタイミングに気づけること。
そして、その波に合わせたケアを届けられること。
それが、「戻らない体」を育てていく第一歩です。
最後に
日々のゆらぎにふりまわされない、安定した体。
そのために必要なのが、“ホルモン周期”という視点です。
生理がある方も、閉経された方も──
どんな状態であっても、体には“波”があります。
だからこそ私たちは、その波に合わせて、必要なケアを、必要なときに届けていく。
それが、
「またつらくなったら来るサロン」から、
「ずっと選ばれ続けるサロン」へ変わる第一歩です。
興味を持ってくださった方へ
私自身がたどり着いたこの視点を、体系的に学べるスクールを開講しています。
✔ ホルモン周期に合わせた“整うケア”
✔ 「また来たくなる」周期導線の仕組み
✔ “信頼と結果”でつながるサロンの設計
まずは、体験会にお越しください。
きっと、新しいサロンの可能性が見えてきます。
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